11/3(thu) ピアノ・リサイタルに賛助出演

ピアノ山形典子さんと

 だいたい「賛助出演」なんて肩書きで演ること自体あまりないのですが・・・
 ジャズのそれみたいに人様のライブにサックスもって乱入なんてわけではなく、ちゃんと事前に楽譜をもらって、このHPによく登場する美奈子さんから音源を借りて(しかもヴァン・クライバーン)何日も必死こいてさらってこの日を迎えたのでありました。
 栃木県在住のピアニスト山形典子さんという方のリサイタルで、僕が吹くのはラフマニノフの《パガニーニの主題による狂詩曲》の中の第18変奏。時間にして2分ちょっと・・・元々オケ+ピアノの曲で、オケのパートをフルート一本でやるという・・一般的には無謀でも僕にはストライクな試みです。
 当然今日が初対面。でなんと1回通しただけで山形さんからOKが出、あとは本番待ち。楽屋とかないので吹き込みができないのがちと辛い。
 で、2時半開演。まず山形さんがシューマンのナントカを30分くらい演奏し、私登場。
 立ち位置は、最近フルート界スタンダードになりつつある方法で、ピアノ蓋(全開)に楽器の先端を向けるやりかたをとりました。
 フルートに気をつかってピアノ押さえ気味になると曲が薄味になって嫌だなぁと危惧してましたが、心配無用。山形さんは濃厚に弾きまくってくれたので、僕も立ち向かって吹くことが出来ました。こうして合わせてみると良い曲だなあと思いますね。何度も味わいたかったのですが、残念ながら本番は1回。
 出来ればステージ出てから、ちゃんとチューニング頼めば良かった(実際吹き始めたらピッチけっこう凄かった!)のと、普段ライブでも尻上がりタイプだと思っている僕にとっては、あまりに短かかったけど。非常に貴重な経験になりました。お話をくださったピアニスト中野洋子先生に感謝です。


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